温湿度管理システムを更改
サーバルームの温湿度管理システムを更改するにあたり、当初は測定機器を一式買い換える予定でした。
温度センサーが1台あたり約1万円、湿度センサーが1台あたり約2万円......ケーブルなどの部品や設定費用を合わせるとかなりの高額に。
そこで、温度も湿度も測定できるセンサーにしたところ、センサーの数を3倍程度に増やしても半額以下で設置できました。
たくさん配置したことで、より細かい測定ができるようになりました。
温湿度が一つの画面に
異常があれば、センサーが教えてくれる
温湿度のグラフがまとめて表示されるので、パッと見て状況が分かりやすいです。
異常があればアラートを発信しますので、定例の確認が不要になり、コア業務へ集中できます。
Bluetooth通信かつ電池で動くため、ケーブルがなく設置しやすいのもメリットです。
価格も精度も大満足
初めて利用するセンサーということで、耐久年数の調査も兼ねています。
気になる点としては、電池を利用しているため電池が無くなると通信が途切れる可能性があることでしょうか。あとはセンサー固有の設定ですね。センサーごとに閾値が設定できるので、例えば「この部屋は25度以上をキープ」「冷蔵庫は0度以下で」というように、状況に適した監視ができます。
閾値を超えるとセンサーごとにメールで通知が届くので、どこで異常が発生しているかタイムリーに把握しやすい利点もありますね。
更改のタイミングでセンサーを変えて良かったです。(業務担当)
センサーが課題を可視化する
「業務の効率化をしたい」と感じても、何をどうするか、答えを見つけるのは大変です。
センサーは現場をデータで表現します。繁忙期・閑散期の様子、移動距離、設定した数値の超過回数などを測定すると...意外な発見があるかもしれません。
KCS新技術研究チームでは、今後もセンサーを活用した実証実験や検証を続けていきます。
記事担当:衣斐(KCS新技術研究担当)
KCS新技術研究担当
現場をもっと便利に、業務をもっと楽に。センサーの活用アイデアをご提案いたします。