チャットボット
サービス開始までのヒストリー
研究で得た新しい技術や便利な仕組みを、誰もが使えるサービスに ――
KCSと企業を繋ぐ、営業企画。
今回は、営業企画による「チャットボット」サービス化の裏側を紹介します。
社内運用テストで
回答の精度を高める
テストの初期段階では、質問内容に対して意図しないとんちんかんな回答がしばしば。
例えば、休暇の取り方について質問したら、出張申請についての回答が…。
回答の精度を高めるため、以下の観点を意識してチューニングしました。
- 質問文はできるだけシンプルに
- 語尾は統一
- 文中に記載する質問要素は1つだけ
- 社内特有の単語を登録
チューニングを重ねた結果、回答の精度を大幅に上昇させることができました!

Report02その疑問、僕が答えるよ!
社内での運用テストの様子や、2年に及ぶ試行錯誤のチューニングについては、KCS新技術研究報告書Vol.01の記事でご覧いただけます。
KCS新技術研究報告書Vol.01
利用率を向上させる工夫
初期段階でチャットボットを利用したときに、精度がイマイチだと、「使えない」というイメージがついてしまいなかなか利用してもらえません。
そこで、定期的に更新内容を利用者に発信しています。
「こんな質問にも対応している」という"イメージの上書き"をしてもらうことで、利用率が徐々に高くなっています。
新技術がサービスに
当社の集金業務を支援する自動会計サービスは、口座振替依頼書についてやサービス操作方法に関する問合せがあります。
この問合せの中でよくある質問について、チャットボットを活用していつでも疑問を解消できるようにしました。
現在はチャットボットの利用状況を分析し、お客様にとってより使いやすくなるように質問内容を検討しています。
新技術担当として取り組んできた内容が、お客様に販売するKCSのサービスの一つとして提供できるようになりました。積み重ねてきたものが形になったことが嬉しかったです。
説明・デモも大歓迎です
将来的に、他システムとの連携を考えています。
例えばチャットボットを入口として他システムへの行き来をなくして、欲しい情報を得る「情報ポータル」として活用できます!
チャットボットは使い方次第で問合せだけでなく、情報やノウハウの蓄積・共有をすることができるツールです。
サービスの説明やデモの依頼など、いつでもお待ちしています!
サービス開始
チャットボット導入・運用サポート
営業時間問わず入ってくる問い合わせ対応による機会損失、「回答が遅い」という不満ユーザーへの対策、オペレーターの業務効率改善、社内の手続きに関する回答には、チャットボットの出番です。
- 利用形態に合わせたチャットボットの構築・導入
- 導入後のチューニング・回答内容のサポート
- 利用状況の分析・改善提案
記事担当:衣斐(営業企画)